建築デザイナー 夏目麻衣さん

夏目麻衣さん

PROFILE

卒業校 女子美術大学 芸術学部

●現在のお仕事の内容は?

建築デザイナーとしてクワハラオフィスという建築事務所で働いています。建築デザイナーの仕事は図面や模型、資料を使って、建築物の基本設計をデザインすることです。会社の役割としては、施主と相談しながら、建物の基本設計から実施設計を行い、施工の監理まで携わります。デザインは会社全体で提案するもので、私は打ち合わせに使う図面や模型なども担当しています。

●どのようにして現在のお仕事に就きましたか?

女子美時代に、伊東豊雄さんという建築家の講演会を聞いてから、建築に興味を持つようになりました。もともとはグラフィックデザインを勉強したくて女子美に入ったのですが、先生から「建築デザインができればグラフィックデザインもできる」と言われて、コース選択のときに環境デザインコースを選びました。

●女子美で学んだことはお仕事にどのように役立っていますか?

図面を描いたり、模型をつくったり、基本的な作業は女子美で学んでいたことがそのまま生かされていると思います。学生の頃との大きな違いは、設計した建物が、実際に建つということです。そのための専門的な技術や知識は、仕事を通して勉強させていただいています。

●女子美時代の思い出は?

課題も楽しくやっていたんですが、建築物を見るために、ヨーロッパなどいろいろな場所に旅行したのは思い出に残っていますね。あと、オープンデスクといって事務所の仕事を手伝わせてもらうこともしていて、憧れの伊東豊雄先生のところで勉強できたのは、とてもいい経験になりました。

●お仕事でやりがいを感じるときは?

学生時代の課題では、自分の好き勝手にデザインしていましたが、会社に入るとそれではダメなんです。たくさんの人がかかわるものですし、予算や工期といったいろいろな制限があります。その中で最も良いものをつくることがデザイナーの仕事なんだと気づいてからは、それをクリアしていくことをやりがいに感じていますね。

●お仕事をする上で大切にしていることは?

建築物のイメージを施主に正確に伝えるのは大事なことです。図面だけでは伝えきれないので、模型や資料をできるだけ丁寧につくるようにしています。完成して人が入っている状態を表現して、相手が気になりそうなところはとくに念入りにつくります。時間も手間もかかりますが、こうすることで仕事がスムーズに進むようになりました。

●女子美時代の思い出は?

課題も楽しくやっていたんですが、建築物を見るために、ヨーロッパなどいろいろな場所に旅行したのは思い出に残っていますね。あと、オープンデスクといって事務所の仕事を手伝わせてもらうこともしていて、憧れの伊東豊雄先生のところで勉強できたのは、とてもいい経験になりました。

●これからの目標は?

2008年の夏に施工が始まる女子美の付属中学・高等学校の校舎は、私が設計当初からかかわらせてもらっているもので、とても楽しみにしています。この校舎が無事に完成することが当面の目標になりますが、いつかは自分なりのテーマで建築物をデザインできたらいいなと思っています。

●お仕事に欠かせないアイテム Must Item

模型の素材になるスチレンボードと加工に使う道具。
「曲線があると難しいのですが、直線的な模型なら、1日もあれば完成します」

●1日のスケジュール One day's Schedule

8:00 起床
9:50 出社
当日のスケジュールをチェック。打ち合わせに必要な模型と資料の準備を洗い出す
10:00 模型制作
所員で分担して模型の制作を進める
12:00 昼食
13:00 施主との打ち合わせ
建築現場の視察にまわることも
19:00 夕食
20:00 資料制作
次の打ち合わせで使う資料を制作
22:00 退社

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